「イーラックス.会社」のように、ドメイン名の後方部に新しく日本語を採り入れた日本語ドメイン名(「日本語.日本語」)の登録事業は、イーラックス社のドメイン事業部門が独立し、設立された子会社イージャパンDNSにより提供される。イージャパンDNSは、2001年度第2四半期よりこのサービスを開始する予定である。
以前から日本語のドメイン名は登録可能であったが、その際「.com」や「.net」といった英語アルファベットのドメイン名を使用しなければならなかった。しかし、i-DNS.net の持つドメイン名の多言語変換技術により、企業や個人はドメイン名の先頭部分も後方部分も両方日本語のひらがな、カタカナ、および漢字で登録することができるようになる。
イーラックス社社長のエドワードミルウォード-オリバー氏は、「i-DNS.netのドメイン名の多言語変換技術により日本の企業は自社のブランド力をインターネット上で広げることができ、日本人ユーザーはインターネットの利用を母国語である日本語により出来るようになります。当社が日本のインターネット市場の要求に対応し続けていけるように、将来的には企業やインターネット・ユーザーと協議し、新しい日本語のドメイン名、例えば、「.組織」のようなものの導入も視野に入れています。」と話っている。
i-DNS.netのC.E.O.のマイケルウング氏は「インターネットはユーザーに地理、文化、および時間帯を超えてコミュニケーションを可能とし、ビジネスを行うための自由や柔軟性を与えてくれます。多言語ドメインにより国境のない社会という概念が現実のもとなります。イーラックスとパートナー関係になれたことをうれしく思い、また我々はインターネットを人々にとって身近なものとしていきたいです。」と語っていた。
また、同氏は「i-DNS.netは引き続き日本国内のインターネット機関との提携協力先を追求し、インターネット上のドメイン名の方針管理に確実に一貫性をもたせるとともに日本のインターネット・ユーザーから最も高い関心を得るよう努めます。」と話していた。
「この新しい日本語ドメイン名のサービスは、イージャパンDNSが現在保有する近日発表予定のドメイン名の独占利用権と共に、日本のドメイン業界に参入する際、独自の競争的利点を得ることができます。」と、イージャパンDNS社の取締役である下村武仁氏は述べていた。
イーラックス社は、日本の企業のオンラインでのブランド戦略や商標保護、またeコマース部門の急成長によりドメイン名の需要が高くなることを考慮し、日本のドメイン市場は今後3年間でおよそ1,800億円に達すると見込んでいる。
現在、毎日7,000件を超える新しいウェブ・ページがインターネット上に追加されている状況にあり、ウェブサイトやインターネット上の文書アドレスとなるドメイン名の登録数は現在3,200万件であるが、2003年までにその数は1億3,000万件を超えると予想されている。特に、アジアでの登録数は昨年度前年比78%増という伸びを記録している。
イーラックス株式会社(店頭・証券コード:6811)
イーラックス株式会社は、国際的なマルチ・プラットフォームを活用したデジタル取引の課金サービスに加え、法人・個人向けにドメイン名の登録サービスを開始する。また、国内での一層の事業展開に加え、東南アジア、米国、ヨーロッパにおいても子会社の設立や戦略的パートナーシップの締結等、世界的な事業展開を現在推進中である。
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